日の丸経由、球界を背負うクラッチヒッター行き。

2013 ワールド・ベースボール・クラシック　
                              日本代表 中田翔 外野手
　　　　　　　　　　　　　　（ 北海道日本ハムファイターズ ）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
3年に一度の野球のワールドカップともいうべきWBCも、
アジアサイドでは既に第2ラウンド。

その初戦となる前日の台湾との激闘で、
決勝点となる犠飛を放ったのは
野手では最年少のこの選手。

ボールをとらえバットを振り抜いた後に
ヘルメットのブレを修正する為に、顔を上下して
目深に被り直す特有の動作にも、
何時もに増して貫禄が漂っていました。

最後の守備に就く前に、スタンドのファンに向かって
何度もガッツポーズを繰り返していた姿は、
あどけない一青年そのものであった様に思えます。


誇りある代表のユニフォームを身に着け、
想像もつかぬ程の重圧の中で、平成の怪物は
結果が全ての状況と対峙する。

国際大会の経験を経て、日本人離れした
打球の飛距離が最大の魅力の中田選手が、
国を代表する大スラッガーとなる為の
覚醒を願っているのは私だけではないはずです。

必ずそうなれる選手ですから。